鎧や兜を飾ることは、
武家社会から生まれた風習で、
身の安全を願って神社にお参りするときに、
鎧や兜を奉納するしきたりに由来しているのです。
鎧や兜を“戦争道具”と受け取る考えがありますが、
武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、
シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物でした。
現在は鎧兜が
身体を守るものという意味が重視され、
交通事故や病気から
大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾られています。
鯉のぼりは、
江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。
鯉は
清流はもちろん、
池や沼でも生息することができる、
非常に生命力の強い魚です。
その鯉が急流をさかのぼり、
竜門という滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説にちなみ
👉登竜門という言葉の由来
子どもがどんな環境にも耐え、
立派な人になるようにとの立身出世を願う飾りです。